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イモトーー!!

 イモトおめでとー!よく頑張った!!

フルマラソン3本分なんてとんでもないことを、時間を少しすぎたとはいえ、ちゃんとやってのけちゃうなんてすごすぎる!!

イモト、ずっと大好きでした!
ものすごいエネルギーをなりふりかまわず真っ直ぐ全力投球の珍獣レポート。
一生懸命で純粋で感謝の気持ちに溢れていて、本当にすごいな、と尊敬するし笑えるしものすごく友達になりたかった。

でも今回のマラソンを見て、「この人は現代の日本に元気を与えるために天からおりてきた女神かもしれない?!」とまで思いましたよ、いやマジで。

本当にパワーもらいました。
私もがんばろー!

ところで昨日は、お笑い仲間(?)mymyに誘われ生まれて初めてお笑いライブを観に行ってきました。
アンタッチャブルのラジオ番組のコーナーをライブ化したイベントで、大好きなおぎやはぎも見られて大満足。
今までいまいち好きになれなかった東京03が面白く‥というか、あまりにも3人の人柄が良さそうで、ファンになってしまいました。
最後アンケートを書いてるうちにほぼ最後の客となってしまい、出口から出たらファンの人達がたむろしているので、もしや本人達出てくる?と思って人生初の出待ちをしてみたところ、あっさりザキヤマや矢作が出て来てびっくり!
追っかけファンになってしまう人の気持ちが少し分かりました。
やーでも面白かった!
今回、TBSラジオのjunkシリーズっていうラジオ番組の一環だったんですけど、アンケートの中で「他に聞いてるラジオ番組は?FMでも可」ていう質問があって、書き出してみたら、(全部Podcastだけど)おぎやはぎのめがねびいき、爆笑問題のカーボーイ、くりぃむしちゅーのANNって、全部お笑いでした‥ちょっと自分が心配になった。
でも、特にあたしが大好きなくりぃむのANN、2008年に終わっちゃったんで今ではPodcastのフリートークしか聞けませんが、超面白いからおすすめです!
特に月に一度のむちゃぶりシリーズは必聴。
上田のことをただのうんちくくさい突っ込みだと思っている方は、彼がどれだけアドリブに強いか分かってびっくりするはず 笑

最近テレビを見ていていいなぁ、面白いなぁ、もっと見たいなぁ、と思うのは、もっぱら、
しゃべくりメンバー(くりぃむ、ネプチューン、チュートリアル)とか、イッテQメンバー(オセロ、森三中)とか、epochメンバー(おぎやはぎ、バナナマン)、そして嵐!
とにかく共通点は、みんなコンビとかグループ内の仲がものすごく良いってこと。
ほんと癒されます。
しゃべくりとか嵐が破竹の勢いなのを見てると、私だけじゃなくて、「仲が良い、微笑ましい、温かい」そういうものに癒されたいと思ってる人が世の中に沢山いるんだな〜と思う。
「格差」とか「勝ち組負け組」とか、世知辛い情報も沢山入ってくる中で、まだまだ今の世も捨てたもんじゃないって思わせてくれる人達が今望まれてるんだろうね。
そんな時代だから、これだけお笑いブームが続いてるんだろうなぁ。
私は家族にも友達にも恵まれてるし仕事は楽しいし、そんなに癒しを必要としてない方な気もするんだけど、それでもこんなに癒されるんだから、彼らの今の世の中での存在感とか果たしてる役割って、本当大きいと思う!

その代表格がイモトってことですかねぇ。

奇しくも政権交代が決まりました。
イモトの走る姿に重ねて報道される選挙結果を聞きながら、女神パワーに押されて日本が新しい姿に生まれ変わるまさにスタート地点にたったような、そんな感じがしましたよ(24時間テレビの回し者ではありません)。

私ももっとなりふりかまわず(良い意味で)突っ走ろう、と思いました。
願わくばもっともっとアドリブで笑いをとれるようになりたいもんです。


キセキなどについての報告



【Perthの町に虹がかかったよ!】



【夕焼け手前のアンコールワット】

いつの間にか、夏はもう終わって秋が来たとかいう噂が流れる葉月も終わりの宵となりました。

今年ももう三分の二が終わったっていう事実に、みなさまお気づき?!びっくり。


このひと月ばかりの間にも色々なことが起きましたよ。

おうちゃくものなのでダイジェストでまとめます。


★虎子にまつわる奇跡★


奇跡って、みなさん、本当にあるんですね。

そして、安西先生、あなたの言葉は正しかった。


今までの何度か日記に登場しているうちの名物問題児おばあちゃん。

一緒に暮らしてきたこのほぼ30年の間、一瞬たりとも本当の信頼関係が築けたことはなかった。

50年近くも心をこめて面倒見ている母(ばあちゃんにとっては実の娘)のことを全然信用しないで感謝もしないで、ひどいことばっかりいってひどいことばっかりするから、私たち孫娘はおばあちゃんのことを本当に嫌いだった時もあったし、それでも家族なんだから、母親が頑張ってきたんだから、て言い聞かせて何とか優しくしようとするけれど、優しくすれど優しくすれど思いやりが通い合うどころかつけあがるばかりで全然、何もかわらないどころか悪化していくし‥

一度も、彼女が悲しみとか喜びとか感動とか、人間的な感情で涙を流しているの見たことなかった(くしゃみとか以外)

一度も、心からありがとうって言ってくれたことなかった

文句とののしりの言葉ばかり浴びて邪気にあてられて本当に一緒にいるとこっちが具合悪くなりそうなのに、絶対に絶対に絶対に絶対に自分から何かをかえようとか優しさを発信しよう、とかかけらも考えない人だった。もう意味わかんなかった。


それが、ここ1ヶ月ほど、何かが変わった‥‥‥‥‥!


そもそもの発端は、例によって私たちが何百回も、「今は一人で歩ける状態じゃないから、動く時は必ず呼んでちょうだい」と言っても、わざと「わざと」うちらに声をかけずに一人で歩いて骨折して入院することになった、というちっっともかわいくない同情できない状況にあった。

でも、どれだけ憎らしいばあちゃんも、骨折によるあまりの痛みで弱りきって、もう自分は次こそ退院してこの家に戻ってくることはできないんだ、て珍しく本気で悲しくなっちゃったみたいなのね。

弱々しく、「明日から入院だからもうこの家とはお別れだね、さよなら‥‥」というばあちゃんを見て、何ともお人好しな母は、ふと本当にかわいそうになってしまって「そんなことないよ、世界でひとりだけのあたしのお母さんなんだから、まださよならなんて言わないで」とつい言ったんだそうな。

そしたらあーた!そしたら!

ばあちゃん、顔をくしゃくしゃにして涙を流し「由里子(母の名前)ありがとう〜〜〜」とむせび泣いたんだそうな!


母がそういうことを言ったのは、もちろんこれが初めてではないです。何度も言ってるんです。私たちだって、大切だって何度も伝えてるんですよ。

でも、今までのばあちゃんだったら

「へんっ(←鼻で笑ってる)」の後に

「どうだか‥」

「恩着せがましい」

「遺産目当てのくせに」

などなど、まじでこいつ殴ったろか?的な発言が出てくるのがお決まりのパターンだったのに、今回、生まれて初めて、人間らしい反応が返ってきたのでした!


この話を聞いてめちゃくちゃ嬉しかった。

母が今まで頑張ってきた半世紀近くの時間が、少しはもしかして報われたのかもしれない。

それに、せっかく血がつながっていて一緒に暮らしている家族なのに、一生、絶対に、気持ちが通い合うことなんて無いと思っていた人の、人間らしい一面が見れた。

そんな日がくるなんて思ってなかったから、本当に本当に嬉しくて涙が出た。


その後入院している間、私たちがお見舞いに行くと、今まではまるで下僕かのように、「見舞いに来て当然、ていうか毎日一日中いて世話しろ」と言わんばかりの、まじ本当にどうしてくれようこのば○あ!的態度をとりまくっていたのに、今回は、天使のような笑顔で「ありがとう!!」と超嬉しそう。

そして、一日行かないと、今までなら「どうして来ないんだ、私の世話をするためにあんたら全員一緒に住んでるんじゃないのかぇ?」と言わんばかりの、まじもう勝手にのたれ死ねばいいのに的な発言のオンパレードだったのに、今回はものすごい純真無垢な目で「昨日はどうしたの?心配しちゃったよ。元気だったんだね、よかった〜〜」とめちゃくちゃ嬉しそうでかわいすぎる。

その後無事退院したんですが、退院後ひと月近くたった今も、昔のような邪気は姿を見せず、お世話したりお土産あげたり優しく言葉かけたりすると、本当に純真な赤ん坊のような笑顔で喜んでくれています。

こ、こんな日がくると思ってなかったーーーー(涙)


ばあちゃんがしでかした諸々の悪行(笑)を振り返ると、最後こんな形でかわいくなるなんてずるすぎる!とも思うけど、やっぱり嬉しい。

といっても、イライラすることは多々あるし、実の娘で人生の大半をこの人のために費やさざるを得なかった母からすれば複雑な気持ちではあると思うけど。

それでもやっぱり嬉しい。


通じ合うのがすっごく困難な相手にも、本当の気持ちを伝え続けたら通じることもあるんだ、て、奇跡を目の当たりにしました。

今後も色々あるだろうけど、大切な人に大切って伝えること、ゆずれないことはゆずれないと言い続けること、根気づよく対話を続けることが、ちゃんと実を結ぶんだって身を以て体験できた今回のできごとは私にとってすごく大きな経験だと思う。

「あきらめたら試合終了」っすねー、安西先生ー!


★カンボジア再訪★


仕事で行ってまいりました。

仕事以外で行ったのは、2003年の卒論の調査ツアーのときが最初でした。

その当時は、まだ遺跡の素晴らしさとかよくわかってなくて、楽しかったけど暑くて大変だったなーってな気楽な感想でした。

でも、ヨーロッパとか中国とかアユタヤとか色々見てから改めて訪れたアンコール遺跡、素晴らしかったです。

レリーフの美しさはんぱない。

今は2003年に比べると、遺跡内の歩道も随分整備されて、よくも悪くも観光客が訪れやすくなりました。

昔は、アンコールワットのてっぺんにのぼってぼんやりと熱帯雨林を眺めることができたもんでしたが、それがここ2年くらいはできなくなってしまったのが残念。

でも、世界遺産てそうやって護って行かないとむしろ登録されて観光客が増えるおかげで破壊がすすんでしまうんですよね。

かわりに、プノンバケンの丘から熱帯雨林を眺めながら夕日を鑑賞しました。

カンボジアのガイドさん、今までのどこの町であったガイドさんやドライバーさんよりもさわやかで面白くて優しくて、すごく楽しかった。

もともと好きで興味あった町の同年代の人と、同業者として親しくなれたというのは、私としてはとっても嬉しいことでした!

今回、アンコール遺跡の中でも少し郊外にあるバンテアイ・スレイやバンテアイ・サムレという遺跡も観に行けるツアーでした。

そこまで、シェムリアップの市内から30分ほど、農村地帯を抜けて移動していくのですが、車窓から見える、水田とヤシの木と高床式民家のまわりで裸の子供が遊ぶ風景に、トキメキまくりました。

東南アジアでこれまで訪れた、フィリピン、タイ、カンボジアの農村風景って、何だかたまらなく心を揺さぶるのですよ。

理由はよく分からない。

第二の前世は東南アジアだったかもしれません(第一の前世はフィレンツェ)。

シェムリアップ近くの農村風景は、私ビジョンでお送りする場合、画面中にキラキラマークがとびちっているんだと思います。

とにかく車窓から見ているだけで幸せで幸せでしょうがありませんでした。

また、じっくりゆっくり訪れて、あの町に滞在したいなぁ、とつくづく思いました。

それにしても、シェムリの空港はきれいになっているし、観光業で潤っている地元の人もだいぶ増えたし、同年代の若者が日本語とか英語ぺらぺらしゃべってガイドとして稼いでいるなんて、カンボジアも発展しているんだなぁ‥と、嬉しかったです。


★西オーストラリアパース★


こちらも仕事で行ってきました。

良い、良い、とはよく聞きますが、本当にいい町でした。

市民の憩いの場、と言われるKing's Parkってのが植物園も兼ねてるんですけど、きれいな野生の花や、めずらしい巨大なアロエやバオバブの木まで、本当に多彩な植物を見ることができて、しかも川沿いの丘の上にあって、対岸の町並みがずっと見渡せて、本当に気持ちよいのです。

ああいう場所、東京にも欲しいです。

パースのKing's Parkほどでなくても、ロンドンでも、丘の上から何となく町を見渡せる、気持ちのよい光景って沢山ありました。

ちゃんと緑が沢山あって、都会のはずなのにすごく気持ちが落ち着くんです。

でも、東京だと、それなりの場所に行かないと、なかなかそういう風景に出会えない気がする。

パース住民を、心からうらやましいと思いました。

また来月、仕事で行きます。

今回は疲れていてカメラ持って行かなかったのだけど、自由行動沢山あるツアーなので、次回はカメラ持ってって沢山写真撮りたいです。


★日本の発想力★


このひと月くらいで買った雑誌がどれも面白い、というか私のツボにはまる特集を組んでる雑誌が多いです。

普段かわないようなBRUTUSとか広告とかサライとか、こぞって私ごのみのネタを扱ってます。

「日本の発想力」「日本再発見」「出雲大社」ほーら好きそうでしょ。

中でも特に面白そうで今読んでるのが、広告。

「日本の発想力とはなんぞや?」という切り口です。

縄文の発想力、江戸の発想力、から始まり、特許、ロボット、ゲーム、マンガ、弁当、和食‥‥‥とありとあらゆるジャンルから日本の発想力を検証しています。


私は、核とか安保とか外交や軍事がからむ話題の時に、いつも違和感を感じる。

それは、「日本のソフトの力がどれほどすごいのか、分かってない日本人が多すぎる!」てこと。

ハードにハードで返す、それが常識、という前提がある限り、このことに気づくことは難しいかも。

でも、日本独自の自然観、宗教観、食文化、音楽、伝統美術、伝統的なものから現代のものまでのものづくり、マンガやアニメなどの良質な大衆文化、何気ないんだけど使いやすい諸々の道具、そういうものを、本当にすごい、日本って何かただものじゃない、かっこいい、と思って見ている外国の人が沢山います。

お財布をズボンの後ろポケットに入れて歩いても盗まれる心配しなくていい日本って、本当かっこいいと思う。そんな国ほかになかなか無いですよね。

日本がそういう国になったのは、日本人の人間としてのレベルが先天的に優れていたから‥では、もちろんありません。

自然環境、そこから生まれた信仰の形、その中で作られたコミュニケーションの形、その核をなす言葉の広がり‥「色んな条件」が重なる中で、世界でもとっても珍しい特殊な世界ができあがってきたってこと。

海外に行って、大陸の国どうしの、ハードvsハードの対立ありきな世界を目の当たりにして、世界はこんなにこわいとこだったんだ、歴史を振り返れば戦争ばかりじゃないか!となってしまう人も多い気がするけど、そうじゃないでしょう、と思う。

そういう国はそういう国なりの「色んな条件」があったからそうなってるんであって、日本の「色んな条件」とは全然違うんだもの。

日本がどうするか、日本人がどうするか、ってこととは関係ないと思う。

大陸にある他のどの国が考えもしないようなことや言ってもどうしようもないようなことを、日本人だから、説得力を持って言える、ということが沢山あると思う。

紛争回避、非核への提言、環境問題、といった微妙な問題に対しても、日本人だけは、日本人だから、説得力を持って訴えられるメッセージがあるのに、そういう場面になると全然違う歴史や風土を持っているほかの国の様子を伺って、足並みそろえようとするのはなんか違うと思う。

理想主義のようだけど、世界の中で誰か理想を語る素地を持っている民族がいるとしたら、それは日本人なんじゃないかという気が私にはしている。


漠然とした話で申し訳ないけど、日本人が誇りをもって輸出していくべきソフトパワーの源ってのを、私はとっても知りたい。

写真もガイドも添乗も、全部そのためにやっているんだと思う!

そして、自分の中にそういうものを感じたり、目の前にあるものの中にそういうパワーを感じたりした瞬間を言葉や写真でおさめていきたいんだと思う。

これを続けていくことで、いつか何か、人に見せうるに足る説得力をもった作品を作れる日がくるのかどうか、まだよくわかんないけど、とにかく興味はつきない。


「広告」まだ読み終わってないけど、特に心に残ったくだり。


「本当のイノベーションは、しっかりと輪郭を持った独自の文化と異文化とのせめぎ合いの中から生まれてくるものだと思います。」

(編集長:永井一史さんの言葉)


「東京在住6年間に、落とし物をしたことが何度かありました。その中で、私の財布を見つけてくれた店員の『どうして私がもらうんですか?自分の物では無いのに。』という言葉が耳から離れません。こんな誠意ある言葉が、この町ではいつも繰り返されています。とても洗練されている現代の日本を感じます。」

(アメリカ人のエグゼクティブクリエイティブディレクター〔って結局何 笑〕の言葉)


「客観的に海外と比較すれば、まだ日本には、文化資本として美意識と礼節はすごくある。(中略)でも私が気になるのは、美的なものの中に宗教性にも触れる生命力を見ていくという意識が日本人全体を通して弱くなってきているということです。」

(社会学者:池上英子さんの言葉)


中でも特に最後の、『美的なものの中に宗教性にも触れる生命力を見ていくという意識』

これこれ〜!まさにこれをここ3年くらいはずっと写真に撮りたかった気がするんだ!

おんなじようなこと考えてる人がいるんだな〜と思ってとっても嬉しいです。


なんてことを特にまた今感じているというのはオーストラリアから帰ってきたばかりだから、でもあると思います。

パースやフリーマントルのマーケットで、何かかわいい雑貨を買おうと思ってかなりうろうろしたんだけど、全然見つからなかったんだよね〜

服もなんか微妙だし‥

日本に帰ってきたら国分寺のマルイですら!超かわいい雑貨が沢山うってるお店が何軒も入っていてさ。

何か、やっぱり、いいモノ探そうと思ったら日本にかなわないな、とつくづく思った。

雑貨なら東南アジアや北欧とかもかわいいとは思うけど。

結局、オーストラリアで今回買ったもの、

・涅槃仏ペーパーウェイト

・瞑想中仏陀小物入れ

・チベット仏教のマニ車

all made in China or India....  


最近のおすすめ旅ランキングTOP5!

世界最古の熱帯雨林に囲まれた村Kurandaを流れるBaron RIver



一ヶ月くらい日記を放置している間行ったところ。
オーストラリアツアー1‥ケアンズ、キュランダ、グリーン島、シドニー
オーストラリアツアー2‥エアーズロック、ケアンズ、キュランダ、グリーン島
伊勢‥伊勢神宮、二見が浦、恋路が浜
東北‥十和田湖、平泉、大間、男鹿半島、恐山
京都‥宝筐院、鹿王院、釘抜き地蔵、等持院、法泉寺(隠れた名刹ぞろい)
といいとこいっぱい行かしてもらっていました!

先月でようやく添乗員生活2年目に入ったのだけど、たった1年やっただけでも行かせてもらえる場所が格段に良くなった気がする。
正直限りなく興味のない日帰り格安ツアーはほとんどなくて、こういう面白いところにちゃんと泊まりで行かせてもらえる機会が増えた。
仕事中はもちろん、本気の50%くらいでしか楽しめないんだけど、それでもやっぱり振り返るといい景色をたくさん見せてもらって、毎回いいお客さんとの出会いがあって、まだまだ楽しさが勝ってます。
ありがたいことです!

これだけ行くと色々印象に残りすぎて書ききれないのでTOP5発表!

【第1位】ウルル

ウルル(Uluru)とは、エアーズロックのこと。
もともとアナング族(アボリジニのうちのひとつの部族)の聖地として長い歴史のあるところなので、実はこちらが正式名称なのです。
きっと多くの人が砂漠の中に突然ひとつだけぽつんと現れる真っ赤な巨大な岩を想像することでしょう。
でも実際には、まわりには低木が茂っているし、周辺は国立公園として人が入れる場所がよく整備されてるし、展望台から見渡せば、あんな一枚岩とはいかないまでもいくつか大きな岩があるし、「地球のへそ」と言われるほどの迫力は、正直私は感じなかった。
あの赤い色ってのも、日の出や日の入りになると若干赤くなるけどそこまで濃い色でも無かったし。。。
さらにこの荒涼とした大地でずっと数十年前まで太古と同じ暮らしをしてきた人達の苦労を考えると気が遠くなって、そういう時どっかで「もしここに取り残されたら私どうしよう」となぜか心配になって怖くなってしまう小心者の私は、大地に鎮座するウルルの光景を心から楽しめたわけではなかったんです。

でも、ウルルのすぐ近くに近づき、麓を散策してみるとその印象はガラっと変わりました。

様々な形のほら穴(多くは風による浸食)や壁画、水場や複雑に入り組んで日向になったり陰をつくったりする稜線や、岩肌に縦横に走る地層の線は、どこも先住民にとってはすごく大事な意味のある場所。
ただの、「一枚の岩」とは全然違うのです。

それは、遠くはなれた部族にむけてのろしをあげる高台であり、
長老と村の人達との会合の場であり、
親から子へ生活の智慧を伝えて行く教育の場であり、
水や水場に集まる生き物を捕えて命の糧を得ていた場であり、
女性が子供を宿し、そこから新しい命が生まれる場所であり、
掟をやぶった者が裁かれる場所であり‥

この大きな岩が、まさに彼らの生活を形づくり支配していた畏るるに足る存在だったということをひしひしと感じました。
彼らが今でも信じている伝説や神話の類も、麓で聞くと思わず信じてしまいたくなります。
ウルルは生きている、という噂もあるみたいだけど、アナング族がウルルを上手に利用してきた、というよりも、ウルルに意思があって、アナング族に生活を営み文化を育む場を与えていると考えた方が自然なんではないか?と思ってしまうほどでした。

”歴史の浅いオーストラリア”に、正直そこまで興味無かった私ですが、イギリス人が開拓するずっと前から住んでいた先住民の感覚に少しだけ触れることができて、初めてあの土地から得られる本当の感動を得た気がします。
やっぱしあそこには、普通じゃないエネルギーが流れているよ〜

今後訪れる機会がある方には、是非私が行ったような麓ツアーをおすすめします。
実は、今回のツアーは、「エアーズロック登山もできる!」と思いっきりうたっているツアーでした。
でも、もともとの持ち主であるアナング族は、観光客が登山することをちっとも喜んで無いんですよ。
自分たちの精神的支柱である聖地を見ず知らずの人達に踏みつけにされて、それを喜ぶ種族なんて世界中どこにもいやしないでしょう。
しかも毎年必ずといっていいほど観光客が足をすべらして命をおとしていることについても、とても悲しんでいるんですって。
そういう事情も分かっていながら「登山できます!」を前面にうちだしたツアーをつくる我が雇い主のセンスと、それを分かりながらもやっぱり登山する観光客の図々しさは何だかなぁ〜と。
もし仮に、「清水寺の舞台を登りきるとご利益がある!」とかいう噂が海外でまことしやかに流れていたとして、欧米人がこぞって清水寺の柱をのぼってきて世界遺産が傷つけられたりしたら、日本人としてすっごく嫌じゃないですか、ねぇ。
実際、ウルルの上に登るのはすごく危険だし、麓散策した方が絶対に面白いですよ!


【第2位】京都の名刹全部

今回、「隠れた名刹をめぐる」といういかにもマニアックそうなタイトルのツアーだったんですけど、本当に驚きました。
いやぁ、「隠れてた」よ!
どこをとっても確かに超マイナー 笑
バスで観光客が来たことなんて今までもしかして一度もないんじゃないか?くらいの。
でも、ちゃんと「あーマイナーなだけあってイマイチだねぇ」とはならないの、むしろ、「隠れてただけあって、観光寺院と全然違ってイィ☆☆」とかなりのときめきでした。
静かで、京都を囲む山を借景に緑萌える境内はどこも本当に気持ちを落ち着かせてくれて、ベタな表現だけどタイムスリップできます。
特に、宝筐院はあの地味でこじんまりながら何とも品がある庭と本道がよく、
鹿王院は山門から方丈入り口までの静かな参道と、舎利殿の十六羅漢図(狩野派の誰かのだった気がする)の迫力と異国情緒の面白さと、本道に置いてある和尚像が今にも動き出しそうにリアルなのがよく、
等持院は枯山水と回遊式庭園両方が楽しめてじっとお庭を眺めてるだけで何とも落ち着くのがすてきでした。
是非是非是非!京都に行く際はおすすめどすぇ〜

【第3位】シドニーのPaddington

これそのうち写真をアップするつもりなんですがね、シドニーのおしゃれエリア(東京の恵比寿代官山みたいな感じかな??)からちょいと横道に入ると、アイアンレースと言われる、きれいなレース柄の鉄製の柵がついた、こじんまりとかわいらしいお家がえんえん続いているのです。
これがほんとにほんとにほんとにかわいいの!
そして長屋式に続く家並みはロンドンを彷彿とさせて、色んな意味でキュン死にしそうでした。
幸い一日自由行動デーってのがあったもんだから、カメラ持って思う存分うろうろしちまいましたよ♪
また、ここでおなかすいて立ち寄ったアジアンご飯屋さんで、私がタイ料理の中で一番すきな、でもなかなか日本のタイ料理屋でおいてない、パッシーユっていう麺料理があって、テンションうなぎのぼり!
さらに途中かわいい猫と出会ってしばらく戯れたのも超嬉しかった(うちの飼い猫は、いまだに半分野性が抜けず、なかなか大人しく抱っこされてくれないので‥(泣)
おしゃれで、いいものが色々あって、伝統ある町並みも堪能できるPaddington、シドニーの中ではピカ一におすすめです!

【第4位】恐山と十和田湖

恐山。何だかよく分からないけどあの世に近いような気がした。
賽の河原のように積み重なった石。揺れる赤い風車。やたら美しい湖。
その横でなぜか「霊場盛り!恐山アイス!」とパラソルの下で商売してるおばちゃん。
どうも普通ではない‥
ずっといては行けない気がする‥
でもなんか怖いもの見たさで、また行ってみたい気がする‥
死の匂いがする仏教の霊場の方が、やたら清らかな神域よりもしっくりくる。
やはり私の祖先は武家なのだろうか。
十和田湖は、名前のせいか妙な親近感を抱きつつもこれまで訪れるチャンスが無かった場所。
ゆっくり湖畔を散策する暇はなかったけど、バスの中から横目に見るだけで、あのぬてっとした水の感じ、何ともいえない。
何か、すごーくすごーーく深い湖のように感じられた。
シシ神様が似合いそうな感じ。あの上を歩くよあのお方なら。
何だか独特のパワー感じた、また行きたい、と思った湖。なんか他とは違う!

【第5位】キュランダ

世界最古の熱帯雨林(1億3000万年前とかいう噂)に囲まれた高地にある小さな村。
その村自体は本当に小さな観光地って感じなんだけど、そこからケアンズに下って行く時に乗るゴンドラから眺める「上からの熱帯雨林」てのがいい!
実は初「上からの熱帯雨林」はキュランダではなく、大学4年の時行ったアンコールワット頂上からだったんだけど、すまん、単純に「上熱」に特化するならばキュランダの方が断然見応え有り!
山山がまるごと熱帯雨林なわけだから、起伏があって色んな表情見せてくれる。
雨林の間にきらきら光る湖も、山瀬まみがキンチョールのCMを撮ったという川の水もいい感じ。
単純に楽しい。単純にわー!て思う。
ケアンズ方面行く方には是非おすすめのコースです☆


ということで、意外にもランク外だったのが伊勢神宮でした。
うーん、なんでだろ〜 なんでだろ〜
すごく興味はあるんだけど実際訪れるとそんなに感動しないのなんでだろ〜
さっきも書いたけどやたら清らかな神域ってのがしっくり来ないのかなぁ。
仏像みたいに目に見える偶像が無いからだめなのかなぁ。
鎮守の森からパワーを感じるほどの感性が私に足りてないだけなのか‥
単純に神話に出てくる日本の神様よりも、如来様や菩薩様達のほうが馴染みがあるからかなぁ?
建物の作りが単純すぎて、お寺みたいな派手さが無いからかなぁ???
仏像がかっこいいとか、絵がきれいとか、庭がすてきとか、そういう付加価値が無いから楽しめないのかなぁ?
武士っぽさが皆無だからかなぁ?
やっぱ物部氏よりは蘇我氏だからかなぁ??
よくわかんないけど、神社って意外にツボにはまらないんです。
たぶん、ご神体の山の入り口に鳥居がひとつぽつんとあるだけ、みたいな、原始的神社に出会ったら大興奮する気がするとは思うんだけど。
何となく「神域」っていっときながら観光地化されてたりこっそり人間くさい動きを感じてなんか釈然としないからかなぁ。
なんかもったいないですね。
アナング族にはあんなに共感したのに‥うーむ。



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