クドくてごめん 笑 HP作りました
こちらです
新装開店なのでいつもより多めにお知らせしてします。
更新は遅いかもしれないけど、fotologueのようには放置しない予定なので、写真と旅好きな人もそうでない人もときどき見に来て下さいね。
ゆくゆくは、レシピとか・・・仕事を通して得た日本豆知識とか載っけたり、色々売ったりしたいなぁ、と思っていますがどうなることやら。
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旅に出る前は憂鬱になるんです。
極度のめんどくさがりなので「事前準備」が嫌いで。
旅の途中(海外)はすぐに淋しくなったり怖じ気づいたり、気が重いことが沢山あるんです。
でも、しばらくするとやっぱり旅に行きたくなってしまう。
立っている場所が変わると世界の見え方が変わる、ちょっとしたことで自分にとっての世界はどこまでも広がるし、広がれば広がるほど一点に収束していく、というかぼんやりと収束していく先が見えて来る。
現場で辛いときがあっても、そうやって刻々と自分をとりまく世界が変化していくのが面白くて楽しくて、人生に飽きないんです。
そして結局、「やっぱり旅って楽しい!好き!」と思ってしまう。
旅は人生そのもの、とはまったくその通り。
怖いことや嫌なことや辛いことも色々あるけど乗り越えて何か世界が変わって見えた時にはそれが嬉しくてまた次に進んでいきたくなるものじゃあないですか!
「いつでもポジティブ」なんて嘘っぱちだと思ってるけど、
「めいっぱい落ちる時はそういう状態を受け入れる、そういう状態の自分も認める、そしたらいつかまた上がって来れる」っていう前向きさは、人生を「楽」にしてくれますね。
人生をそういう風に楽しめる人は、例え身体が弱かったり資金がなくて実際にはなかなか旅に出れないとしても、旅好きな人間とどこか同じ匂いがする気がします。
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とは言え,やはりできれば実際に旅に出るに越したことはありません。
しかも、私としては節約個人旅が一番おすすめ。
ただし、子どもとか年輩の方とか腰が悪いとかどうも1人とか2人であちこち行くのは気乗りしないとか、色々な事情からそういう旅が出来ない人にとっては、より安全な団体旅行も旅の風情を味わう大事なツールになるでしょう。
おせっかいながら、1人でも世の中に旅好きが増えて欲しいと願っている私としては、自分が勝手に旅するだけじゃなくて、そういう「旅弱者」層の旅ライフも出来る限りサポートしつつ、同時に自分も最高に楽しくてinspireされる仕事は何だろう、と考えました。
で、わー、まさに添乗員とか通訳ガイドってそれにぴったりじゃない!と気づいたのです!
嬉しい!
そんなことも考えながら、「旅」のお世話人という仕事、添乗員の研修初日を終えてきましたー。
いやぁ、楽しかった!
一応、「通訳ガイドの資格をとったって言ってたのになぜ添乗員?」について説明します。
(大半の人は興味無いでしょうから飛ばしてくださいませ!)
これからやろうとしている通訳ガイドって、3つの仕事を1人でやるようなものなんです(と、私は認識しています)。
1 旅のスケジュール管理とか、旅行会社と連絡をとって、各機関(交通・宿泊・娯楽)お客さんの間に入ってとりもったり、お客さんの体調とかもろもろ気遣ったり、数々の不測の自体に迅速に対処したり、クレームに対応したり、そういう「お客様の旅をつつがなく遂行するためのサービスのエキスパート」=添乗員、の仕事。
2 バスの中や見学先の説明、道中のお客様からの質問に答えたり、「お客様の好奇心を満たすために歴史や文化、日本の社会や日本人のものの考え方など日本に関するありとあらゆることについて案内するエキスパート」=ガイド、の仕事。
3 かつそれを英語に訳して分かりやすく話す、ないし要所要所日本人と外国人観光客の会話を助ける「語学のエキスパート」=通訳、の仕事。
なのに、資格取得に必要とされる能力というのは2と3のみ、なんですよ。
(もちろん、資格をとった時点では、2も3もまだまだぜーんぜん中途半端。
これらについても膨大な勉強が日々必要となるわけです。)
それにもかかわらず、実際に業務をこなすためには、今まで誰からも教わったことのない1を出来ることが、旅行会社からは当然のように求められるわけです!
どのひとつをとっても一人前になるには相当の努力が必要なのに、3つ全部を同時にひとりの力で身につけるなんて神業だと思います。
通訳ガイドとして一人前になりたいんです、やるからには。
でも、神業を達成するのは、私のような根性無しにはとても無理です。
あっさり認めます。
そうなると、神業じゃない方法で一人前に近づいていくしかないです。
凡人は「基礎から順に、ステップアップ」
これしかないでしょう。
そこで、改めて1に向き合ってみよう、というのが今日から始めたこと、つまり、添乗員の仕事について、基礎から学び業務経験を積むということ、です。
そこには、
・1、いわば「旅行の案内人」としての基本中の基本をしっかり身につけることで、123を全部やらなければならない時に、無駄にテンパる必要もない。
・実際には日本人相手の添乗員でも、ある程度2の「案内」の部分を求められたりするので、そのための日々の勉強はそのまま通訳ガイド時に活かせます。(外国人向けに練り直すのは必要ですが)
・英語の通訳ガイドは一人当たりの就業機会が減っていますが、日本人相手の添乗員の需要は漸増しているので、自分自信で過酷な営業をする必要はありません。
・添乗員の現場は、通訳ガイドとして将来訪れるであろう観光地とかぶっているかもしれません。だとしたら、通訳ガイドならば自腹で下見に行かなきゃいけないところを、お金をもらって下見に行けたようなものです。素晴らしい!
・旅程管理研修を受け主任旅程管理者の資格を持っていて(これがないと添乗員として就業できない)、添乗業務の実務経験がある、というのは通訳ガイドとして営業する時に絶対アピールポイントになるはず。
と、(通訳ガイドを志していない人にとっては実にどうでもいい情報ですみません・・・)メリットだらけ!
今のところデメリットがひとつも思い浮かばないんです。
たしかに通訳ガイドの相場に比べると添乗員の給料は半分以下ですが・・・
その分しっかり教育してもらえると思えばしばらくは全然アリ。
勿論今は通訳ガイドは絶対お預け・・・とこだわるつもりはないのです。
やりやすいところから、早ければ来月あたりからそちらの方面も始めて行く予定です。
要は、家族の面倒みるから仕事ばかりやっているわけにもいかない、とか、自分の趣味の時間も大切にしたい、など、様々な理由で「通訳ガイドを頑張りたい気持ちはやまやまだけど神業にはチャレンジしてる余裕が無い」という方にとっては、「やりやすい」方法を吟味するのがとても大切。
10か0かではなくて、個人の状況に応じて4や5や6でかかわれる選択肢もあるはずです。
そのひとつの方法論として、ツアコンに挑戦しだんだん通訳ガイドにシフトしていく、というのはこれ以上無い良策のように思われます!
今日、研修初日に、活き活きとした同期の皆さんと先輩のお話を聞いてパワーをもらったことと、しっかりしたテキストと研修を通して旅程管理を基礎から学べるという安心感を得たことで、この思いは一層強くなりました。
迷っているガイドの方達がいらっしゃいましたら、この方法も頭の片隅に入れてみてはいかがでしょうか。
またその後の経過を報告しますね♪
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蛇足です。
昔からの私を知ってる人に、
「環境って言ってたのになぜ写真?」
「写真って言ってたのになぜ通訳ガイド?」
とたまーに聞かれて、一言で説明できなくて困っていたのだけど、それは上に書いたことと同じしくみで説明できると今気づきました。
「Aって言ってたのになぜB?」
→BはAの基礎で、Bのスキルを身につけるのがAとして一人前になるための近道だから
通訳ガイドとして一人前になっていく過程は、あくまで私個人にとってのは、写真表現の大事な基礎になるし、
写真を撮って自分と向き合うことで、私なりの形で地球環境保護について色々感じていることを視覚的に表現していきたい、ということなんです。
長いスパンで考えているので分かりづらいけれど、全部明確につながってるんです、実は!
ちなみに、「地球環境保護」っていうと「自然とか動物とかを守る」という「自然保護」とか「温暖化とかゴミとかよくない」といういわゆる「環境破壊反対」て意味だけで括られがちかもしれないけど、そうじゃなくて私にとっては、次のような、1人の人間の、個人的なリアリティを持った心の動きによって、その人の行動が変化し、場合によってはその人生き方の基軸にもなる、という一連のプロセス全体をさすとても広い意味を持った言葉です。(まぁ、誤解を招きやすいからここ数年は滅多に使わないんだけど。もっと良い言葉が見つかるといいなぁ。)
すなわち、
「『紛争・貧困・グローバリゼーションの負の側面・コミュニケーションの偏りから置きている様々な歪み・食の問題・歴史の軽視・水問題・エネルギー問題・キレる若者・モンスターの増加・異文化への不寛容・受験戦争…などなどなど無数にある
問題の連鎖』から、いかにして
自分のまわりが影響を受けずにささやかな幸せを守っていけるか」
考えた末、
「消極的に問題をただ避けることはできない。なぜならそれらの問題同士はあまりにも複雑につながり合っていて、自分の生活がそこから影響を受けない、そこへ影響を与えない、なんてことは不可能だから。問題を少しずつ解決していくしかない。そのためには少なくとも自分が問題をできるだけ助長しないように工夫したい。逆に、良い影響を与え得るかもしれない。」
と思い
「100%『無害有益』は無理だろうけど
やりやすいところからできるとこまで改善しよう」
と何かしら行動を変化させる
例えば、
今日「地球温暖化、はんたーい!」て思った人100万人がレジ袋を断った、という事実だけでは明日全ての問題が解決するなんてことはありえない、50年後にそれがどういう効果をもたらしているかもよく分からない
でももし、今日100万人が、生まれてきた子どもを見て、この子に幸せになって欲しくてたまらないって気持ちになって、もっと積極的に安全で確かでシンプルな暮らしを選んでみよう、親としてこの子を守るために、て心に誓った、という事実があったとしたら、50年後の世界はけっこう変わっているかもしれない。