本格的にそちらに一本化することにしました♪
これまでバラバラに色々書いてた内容を、
今後は
仕事の記録(Shigoto Album)
家族の記録(Kazoku Album)
個人旅の記録(Tabi Album)
というかたちで、分けていこうかと思ってます。
写真も見やすくなるかと思います。
詳しくはAboutに書きました。
何とか折りをみて徐々に写真を増やしていきたいと思うので、
旅写真好きな人は見に来て下さいまし。
旅写真、そして家族の記録、という「Album」機能に特化していって、
もうちょっとまとまった、対外的に使えるHPにしていきたい
との所存でございます。
はらぺこ日記をブックマークして下さっていた方たちは
ブックマーク変更願います!
HPはコチラ↓
手始めにShigotoに、先日のゴールドコースト写真など載せました!
この古いはらぺこはOld Blogに残します。
はらぺこ好きと言ってくれていた素敵なみなさま絶望しないで下さい 笑
では今後もよろしくお願いしまーす♪
]]>21世紀もいよいよ10年目に突入ですね!
私の人生もそろそろ30年目に突入です。
いや、違うな、29歳ってことは、もうすでにこれ30年目なのね!
当初の予定では23歳で結婚して30歳までには第三子まで産み終わってる予定だったんですがねぇ、、、
仕事についても、もっとカタイ仕事でバリバリ世の中に貢献しているつもりだったんですが、楽しく旅をたのしみまくっているだけ、という。
ここ数年精神的にあまり成長していないような気がする今日この頃。
今年はもう少し大人になりたいと思います。
大人のみなさん、ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
告知ですが、明日1月3日、
NHK BS1で19時より
「核なき世界へ オバマの衝撃」という100分の真面目なドキュメンタリー番組やります。
昨年4月、チェコはプラハで、「核兵器のない世界を目指す」と、史上はじめて米国の大統領が演説を行い、全世界に感動を与えました。
オバマ大統領はどうして核兵器のない世界を実現しようと、そこまで強い意志を持つようになったのでしょうか。
実際、それは可能なのでしょうか。
大統領ゆかりの識者などを訪ね、彼の発想の源、またこのヴィジョンの現実性がいかほどなのか、検証します。
オバマ大統領は、「自分の生きている間には実現できないだろう」と言っています。
それはそうかもしれない。
でも彼をサポートする識者の多くは、「簡単には実現できないが、ひとつひとつ現実的に段階を踏んで行けば、限りなく核兵器の数が0に近い世界というのは実現できるだろう」と結論づけていました。
イラン、北朝鮮、イスラエル、インド、パキスタンの核の問題。
国連安保理常任理事国が核兵器保有国であるという実態。
平和的核利用(原発)ならいいのか、という問題。
アメリカの核削減は歓迎したいけど、対北朝鮮の軍事戦略上はアメリカの核の傘に守られていたい日本。。。
きれいごとだけではすまない事情がいろいろありますが、まずは「いつか核兵器を限りなく0に近づけたい」という強い意志を持つことから始めようよ、というオバマ大統領の提案には、激しく賛成!
まずはナンセンスと思わず、その意志を持った上で、じゃあどうしようか、と考えられたらいいと思います。
日本人にはとくに、避けて通れない論点ですよね、ここ。
私はアメリカやヨーロッパロケで撮られて来たインタビュー映像を見て音声を書き起して日本語に翻訳するというお仕事でお手伝いさせていただきました。
もしかしたらエンドロールに名前が出るんでしょうか。
まだ振込先すら聞かれてないので果たして契約した報酬をいただけるのかすら未定な感じですが、とにかく12月前半の血と汗と涙の結晶が、どのようなドキュメンタリー番組として結実しているのか、楽しみです。
お正月早々、まじめな話ですが、核兵器の無い世界に向けて、キリのよい2010年の年初めに、ちょっと思いを馳せてみるのも悪くないのではないでしょうか!
ところでかねてから友人だった外国人や海外添乗で仲良くなった現地の日本語ペラペラ外国人との交友関係が広がるにつれて、片言日本語に癒される機会が最近とみに多くなってまいりました。
外国人の書く日本語ってなぜにこんなにかわいいのー
例1:中国のMさん(女)
「私最近ずっと休んでますので、元気ですよ。ありがとう。(笑う)
毎日ご飯食べて、寝るとか、豚になってしまう。」
惜しいんだけどなんか違うんだよな〜
例2:韓国のKさん(男)
「僕会社辞めたんだよ
ややこしいことぱかりだったし
私とはちょっと似合わないから
自分が満足したらいいでしょ」
ぱかり!
あとは文法的にもほとんど申し分無いんだけどなんだろうこのむずがゆい感じは。
こいつはたまに笑いを「w」で表現してくる強者。
例3:カンボジアのSさん(男)
(東京の話題の後に)
「ワダさん東京子だからくわしいだろうね」
あずまきょうこさんですか?
「っ」のありがたさに気づいた昼下がり。
他にも色々!
ほとんど合ってるんだけど、なんか、なんだか違う!ていう微妙な違いが、何とも言えないほんわか感を醸し出してくれるのです。
これがまた、嵐と並ぶくらいの癒し効果があるんですな。
そう、だから日本人も、恐れずに下手な外国語どんどんくりだしていきましょう!
向こうからしたらきっとすごいキュートなんだよ〜!
今年も旅多き一年となりますように!
そしておいしいもの沢山食べられますように!
みなさんまた一年どうぞよろしくお願いしまーす。
※写真はアンコールワット、プノンバケンの丘からの夕焼け!
今回のツアーは、8日間で10万円という驚愕の激安ツアー!
キャンペーン商品だけあって、お客様総勢150名くらい、バス4台での大移動でした。
どうなることかと思ったけれど、4台のバスにそれぞれ配属された添乗員、4人中私含めて3人がなんと同期で、あと一人はすっごく気さくでかわいい先輩だったものだから、自由時間のたびに一緒に遊んで、仕事の辛さを忘れられて、何だか修学旅行みたいな楽しい8日間でした。
うちの同期すごく仲が良く、肉が大好きでイタリアのようなステーキ王国ではテンションが上がる人ばかり。
みんな仕事で疲れて妙なハイテンションになってるせいもあり、爆笑につぐ爆笑で、こんな楽しいなら毎回バス4台で出かけたいと思ったほどでした。
一人だと、自由時間ちょっとさみしくて、おぎやはぎなどのお世話にならざるを得ないのだけど、ほんと、今回はiPodもってく必要もなかった。
とはいえ今回はいつになくトラブル続出ーーー!
まず、ミラノで一日自由行動の日、電車でベネチアまで出かけた一人参加の女の子が、突然の鉄道のストのせいでミラノに戻ってこれなくなった!
幸い彼女は海外携帯を持っていたので、すぐに私に電話をかけてきてくれたので、ベネチアの駅員に電話口に出てもらい直接状況を詳しく把握できた。
とにかく、本来あるはずのミラノ行きは翌日の夜まで出ないとのこと。
ツアー本体は翌日の朝にはミラノを出発しちゃうのです!全然間に合わない!
ただし、ツアー本体が翌日行く予定になっているベローナまでの電車なら、今晩中にまだ一本出る、とのこと。
それなら、とにかく今晩中にベローナまで行ってそこで一泊してもらって、翌日ベローナでツアーに合流、という方法しかないということで、急遽宿を手配しました。
よりによって、ベローナで馬の展示会を大々的にやっていて、市内のホテルがどこも埋まっていてかなり焦ったんですが、幸いわりとアクセスの良いところにそこそこの値段のホテルが見つかり、そこに泊まっていただくことができました。あーよかった。
しかし馬て、、、
翌日、やはりその馬展示会の影響でベローナまでの道があり得ない渋滞で、結局待ち合わせの時間に30分近く遅れてしまったんだけど、なんだかんだでちゃんと合流できて、かなーりほっとしました!あードキドキしたー!
それにしてもそのお客さんが海外ケータイを持ってたから、そして充電がたっぷり残ってたから、一晩離ればなれになっても連絡とれてよかったけど、、、そうでなかったら、と思うと恐ろしい。
それから、帰国前日ローマで一日フリータイムの日、オプショナルツアーでカプリ島に出かけたお客様が船酔いと心労でダウンされ、現地で救急車で病院に運ばれて点滴打った、との連絡が入り、まさか一緒に帰国できない??と一瞬ひやっとしました。
ローマに戻って来たお客様の様子はまぁまぁ元気そうで、とりあえず一安心したものの、翌日長時間フライトで帰国だから不安っていうことで、結局夜中にホテル近くの市立病院にタクシーで連れていって、救急で点滴うってもらうことに。
よりによってその人保険にも入ってない人で、病院でもしかしてドクターがイタリア語しか話せない人だったら通訳とか手配しないとあたし一人じゃどうしようもないのにどうしよう、とかひやひやしたんだけど、幸い英語の分かるドクターで、しかもローマの市立病院って、旅行客は完全にタダで見てくれるっていう素晴らしいサービスで、お金の問題も発生せず、本当よかった!
実はそのお客様、前日にそのカプリ島のツアー代金を私に払った後にお金が足りなくなった、と思い込んでて、若干、私に対して「この添乗員お金ネコババしやがった‥‥」という疑いのまなざしを向けていたのですよ!
ありえない!ちゃんと確認したじゃん!とこっちも内心かなり気分悪かったんですが、幸か不幸かその方がたまたま体調崩されて一緒に病院いって色々私がケアしてあげたおかげで、足りなくなったお金のことはすっかり忘れてくれたみたいで、むしろ感謝のまなざしに変わっていて、結果的には名誉挽回できて、よかったです。
翌日はすっかり元気になって、ちゃんと一緒に帰国できました。
今まで私、本当にトラブルがなかったから、今回まとめて来たみたい。
でも、たまたま4台口のツアーで、相談できる親しい添乗員が身近に3人もいたので、タイミングとしては素晴らしくラッキーでした。
3人が「今回はキャップ(肉隊長のためこう呼ばれている)の試練の時なのね‥」と温かい目で見守ってくれていてありがたかったです。
それにしてもこのツアー、10万円なんて飛行機にも乗れないような値段なのに、ホテルも全部ついて(そこそこ悪くないホテルなんだよこれがまた)、ミラノ→ベローナ→フィレンツェ→アッシジ→ローマの交通(バス)も付いて、いざとなったら助けてくれる添乗員もついて、そこそこ観光もついているけど、自由時間もたっぷりあって昼ご飯と夕飯は全部自由だから自分でおいしい好きなもの食べられて行きたいとこ行けて、本当最高の内容!超おすすめ!
ちょっと旅慣れてる人にとっては、こんなに素晴らしいツアーないよ。
私がお客さんだったら絶対このツアーで家族つれてイタリア行きたい、と思った!
気になった人は、私までご一報を★
でも、まったく海外初めてで全然どうしたらいいか分からない!ていう迷える子羊な方は、もうちょっと自由行動の少ないツアーをおすすめします!
ガイドブックの読み方も分からないような人が、安いってだけでこのツアーに参加しちゃだめー!!
ただそう言いつつもね、そういうお客さんが、最初はとっても不安そうだったのに、頑張って地下鉄乗り継いで目的地に行けたり、少しずつ色んなこと経験してだんだんたくましくなっていくのを見ていると、何か、我が子が巣だっていくような嬉しさもあり‥‥
うんうん、だから、それで「添乗員が助けてくれない」とか無茶な文句言う人には来て欲しくないんだけど、旅慣れてなくても意欲がある人はやっぱり大歓迎です!
最後に、今回も、いいお客様に恵まれました、本当。
何だかしらないけど異常に「和田さんのおかげだよ〜」て感謝してくれる親子とか。(パスポート盗まれないようにお腹に巻けるような貴重品袋用意して下さいって言ったら、お母さんの手縫いの腹巻きで登場したという超かわいい2人!)
裏で私の文句言ってるお客さんのことをチクってくれて 笑 「何かあったらいつでも助けてやるから目配せすんだよ!!」と励ましてくれるかわいいおじちゃん2人組とか。
私が変なキリストグッズ集めるのが趣味です、とマイクを通して宣言したら、さっそく、おかしなキリストの3Dカードをプレゼントしてくれたおじさんとか。
感動したのが、ツアー中ずっと本当に感じよくて、問題もほとんど起こさなくて、すっごく優しい感じの年配のご夫婦がいたんだけど、その方がアンケートに「すごく良かった」みたいな感想を書いてくれたあげく最後に「年を取ってずうずうしくなっていた点があったらごめんなさい」と謝罪まで書いてくれていたこと!
ちっともずうずうしくなんてないしひたすら感じよかった2人なのに、なんてなんて謙虚でいい方達かしら〜〜〜と感激しました。
色々変な人も多い世の中だけど、日々こうして多くのお客さんと接する中で、そのほとんどが心がきれいでいい人ばかり!と実感できるってのは、何だかすごく嬉しいことです!
さて、次回はまたエアーズロック行ってきます。
そろそろ夏のオーストラリア‥‥‥どんだけハエが多いんだろう‥‥‥
添乗の帰りなんて、半日以上飛行機乗って化粧も落ちはて頭もボサボサな上機能性重視で全然イケてないスーツ姿で、
誰にも会いたくない!
知ってる人がいても無視したい!
てのが本音ですが、コレはさすがに素通りできなかったね。
↓↓↓↓証拠写真↓↓↓↓
「こないだ東京きた時ないつーとサシ飲みしたんだよ。ほんとは呼ぼうと思ったんだけど〜」
と相変わらずあることないこと適当でした。
今年ももう三分の二が終わったっていう事実に、みなさまお気づき?!びっくり。
このひと月ばかりの間にも色々なことが起きましたよ。
おうちゃくものなのでダイジェストでまとめます。
★虎子にまつわる奇跡★
奇跡って、みなさん、本当にあるんですね。
そして、安西先生、あなたの言葉は正しかった。
今までの何度か日記に登場しているうちの名物問題児おばあちゃん。
一緒に暮らしてきたこのほぼ30年の間、一瞬たりとも本当の信頼関係が築けたことはなかった。
50年近くも心をこめて面倒見ている母(ばあちゃんにとっては実の娘)のことを全然信用しないで感謝もしないで、ひどいことばっかりいってひどいことばっかりするから、私たち孫娘はおばあちゃんのことを本当に嫌いだった時もあったし、それでも家族なんだから、母親が頑張ってきたんだから、て言い聞かせて何とか優しくしようとするけれど、優しくすれど優しくすれど思いやりが通い合うどころかつけあがるばかりで全然、何もかわらないどころか悪化していくし‥
一度も、彼女が悲しみとか喜びとか感動とか、人間的な感情で涙を流しているの見たことなかった(くしゃみとか以外)
一度も、心からありがとうって言ってくれたことなかった
文句とののしりの言葉ばかり浴びて邪気にあてられて本当に一緒にいるとこっちが具合悪くなりそうなのに、絶対に絶対に絶対に絶対に自分から何かをかえようとか優しさを発信しよう、とかかけらも考えない人だった。もう意味わかんなかった。
それが、ここ1ヶ月ほど、何かが変わった‥‥‥‥‥!
そもそもの発端は、例によって私たちが何百回も、「今は一人で歩ける状態じゃないから、動く時は必ず呼んでちょうだい」と言っても、わざと「わざと」うちらに声をかけずに一人で歩いて骨折して入院することになった、というちっっともかわいくない同情できない状況にあった。
でも、どれだけ憎らしいばあちゃんも、骨折によるあまりの痛みで弱りきって、もう自分は次こそ退院してこの家に戻ってくることはできないんだ、て珍しく本気で悲しくなっちゃったみたいなのね。
弱々しく、「明日から入院だからもうこの家とはお別れだね、さよなら‥‥」というばあちゃんを見て、何ともお人好しな母は、ふと本当にかわいそうになってしまって「そんなことないよ、世界でひとりだけのあたしのお母さんなんだから、まださよならなんて言わないで」とつい言ったんだそうな。
そしたらあーた!そしたら!
ばあちゃん、顔をくしゃくしゃにして涙を流し「由里子(母の名前)ありがとう〜〜〜」とむせび泣いたんだそうな!
母がそういうことを言ったのは、もちろんこれが初めてではないです。何度も言ってるんです。私たちだって、大切だって何度も伝えてるんですよ。
でも、今までのばあちゃんだったら
「へんっ(←鼻で笑ってる)」の後に
「どうだか‥」
「恩着せがましい」
「遺産目当てのくせに」
などなど、まじでこいつ殴ったろか?的な発言が出てくるのがお決まりのパターンだったのに、今回、生まれて初めて、人間らしい反応が返ってきたのでした!
この話を聞いてめちゃくちゃ嬉しかった。
母が今まで頑張ってきた半世紀近くの時間が、少しはもしかして報われたのかもしれない。
それに、せっかく血がつながっていて一緒に暮らしている家族なのに、一生、絶対に、気持ちが通い合うことなんて無いと思っていた人の、人間らしい一面が見れた。
そんな日がくるなんて思ってなかったから、本当に本当に嬉しくて涙が出た。
その後入院している間、私たちがお見舞いに行くと、今まではまるで下僕かのように、「見舞いに来て当然、ていうか毎日一日中いて世話しろ」と言わんばかりの、まじ本当にどうしてくれようこのば○あ!的態度をとりまくっていたのに、今回は、天使のような笑顔で「ありがとう!!」と超嬉しそう。
そして、一日行かないと、今までなら「どうして来ないんだ、私の世話をするためにあんたら全員一緒に住んでるんじゃないのかぇ?」と言わんばかりの、まじもう勝手にのたれ死ねばいいのに的な発言のオンパレードだったのに、今回はものすごい純真無垢な目で「昨日はどうしたの?心配しちゃったよ。元気だったんだね、よかった〜〜」とめちゃくちゃ嬉しそうでかわいすぎる。
その後無事退院したんですが、退院後ひと月近くたった今も、昔のような邪気は姿を見せず、お世話したりお土産あげたり優しく言葉かけたりすると、本当に純真な赤ん坊のような笑顔で喜んでくれています。
こ、こんな日がくると思ってなかったーーーー(涙)
ばあちゃんがしでかした諸々の悪行(笑)を振り返ると、最後こんな形でかわいくなるなんてずるすぎる!とも思うけど、やっぱり嬉しい。
といっても、イライラすることは多々あるし、実の娘で人生の大半をこの人のために費やさざるを得なかった母からすれば複雑な気持ちではあると思うけど。
それでもやっぱり嬉しい。
通じ合うのがすっごく困難な相手にも、本当の気持ちを伝え続けたら通じることもあるんだ、て、奇跡を目の当たりにしました。
今後も色々あるだろうけど、大切な人に大切って伝えること、ゆずれないことはゆずれないと言い続けること、根気づよく対話を続けることが、ちゃんと実を結ぶんだって身を以て体験できた今回のできごとは私にとってすごく大きな経験だと思う。
「あきらめたら試合終了」っすねー、安西先生ー!
★カンボジア再訪★
仕事で行ってまいりました。
仕事以外で行ったのは、2003年の卒論の調査ツアーのときが最初でした。
その当時は、まだ遺跡の素晴らしさとかよくわかってなくて、楽しかったけど暑くて大変だったなーってな気楽な感想でした。
でも、ヨーロッパとか中国とかアユタヤとか色々見てから改めて訪れたアンコール遺跡、素晴らしかったです。
レリーフの美しさはんぱない。
今は2003年に比べると、遺跡内の歩道も随分整備されて、よくも悪くも観光客が訪れやすくなりました。
昔は、アンコールワットのてっぺんにのぼってぼんやりと熱帯雨林を眺めることができたもんでしたが、それがここ2年くらいはできなくなってしまったのが残念。
でも、世界遺産てそうやって護って行かないとむしろ登録されて観光客が増えるおかげで破壊がすすんでしまうんですよね。
かわりに、プノンバケンの丘から熱帯雨林を眺めながら夕日を鑑賞しました。
カンボジアのガイドさん、今までのどこの町であったガイドさんやドライバーさんよりもさわやかで面白くて優しくて、すごく楽しかった。
もともと好きで興味あった町の同年代の人と、同業者として親しくなれたというのは、私としてはとっても嬉しいことでした!
今回、アンコール遺跡の中でも少し郊外にあるバンテアイ・スレイやバンテアイ・サムレという遺跡も観に行けるツアーでした。
そこまで、シェムリアップの市内から30分ほど、農村地帯を抜けて移動していくのですが、車窓から見える、水田とヤシの木と高床式民家のまわりで裸の子供が遊ぶ風景に、トキメキまくりました。
東南アジアでこれまで訪れた、フィリピン、タイ、カンボジアの農村風景って、何だかたまらなく心を揺さぶるのですよ。
理由はよく分からない。
第二の前世は東南アジアだったかもしれません(第一の前世はフィレンツェ)。
シェムリアップ近くの農村風景は、私ビジョンでお送りする場合、画面中にキラキラマークがとびちっているんだと思います。
とにかく車窓から見ているだけで幸せで幸せでしょうがありませんでした。
また、じっくりゆっくり訪れて、あの町に滞在したいなぁ、とつくづく思いました。
それにしても、シェムリの空港はきれいになっているし、観光業で潤っている地元の人もだいぶ増えたし、同年代の若者が日本語とか英語ぺらぺらしゃべってガイドとして稼いでいるなんて、カンボジアも発展しているんだなぁ‥と、嬉しかったです。
★西オーストラリアパース★
こちらも仕事で行ってきました。
良い、良い、とはよく聞きますが、本当にいい町でした。
市民の憩いの場、と言われるKing's Parkってのが植物園も兼ねてるんですけど、きれいな野生の花や、めずらしい巨大なアロエやバオバブの木まで、本当に多彩な植物を見ることができて、しかも川沿いの丘の上にあって、対岸の町並みがずっと見渡せて、本当に気持ちよいのです。
ああいう場所、東京にも欲しいです。
パースのKing's Parkほどでなくても、ロンドンでも、丘の上から何となく町を見渡せる、気持ちのよい光景って沢山ありました。
ちゃんと緑が沢山あって、都会のはずなのにすごく気持ちが落ち着くんです。
でも、東京だと、それなりの場所に行かないと、なかなかそういう風景に出会えない気がする。
パース住民を、心からうらやましいと思いました。
また来月、仕事で行きます。
今回は疲れていてカメラ持って行かなかったのだけど、自由行動沢山あるツアーなので、次回はカメラ持ってって沢山写真撮りたいです。
★日本の発想力★
このひと月くらいで買った雑誌がどれも面白い、というか私のツボにはまる特集を組んでる雑誌が多いです。
普段かわないようなBRUTUSとか広告とかサライとか、こぞって私ごのみのネタを扱ってます。
「日本の発想力」「日本再発見」「出雲大社」ほーら好きそうでしょ。
中でも特に面白そうで今読んでるのが、広告。
「日本の発想力とはなんぞや?」という切り口です。
縄文の発想力、江戸の発想力、から始まり、特許、ロボット、ゲーム、マンガ、弁当、和食‥‥‥とありとあらゆるジャンルから日本の発想力を検証しています。
私は、核とか安保とか外交や軍事がからむ話題の時に、いつも違和感を感じる。
それは、「日本のソフトの力がどれほどすごいのか、分かってない日本人が多すぎる!」てこと。
ハードにハードで返す、それが常識、という前提がある限り、このことに気づくことは難しいかも。
でも、日本独自の自然観、宗教観、食文化、音楽、伝統美術、伝統的なものから現代のものまでのものづくり、マンガやアニメなどの良質な大衆文化、何気ないんだけど使いやすい諸々の道具、そういうものを、本当にすごい、日本って何かただものじゃない、かっこいい、と思って見ている外国の人が沢山います。
お財布をズボンの後ろポケットに入れて歩いても盗まれる心配しなくていい日本って、本当かっこいいと思う。そんな国ほかになかなか無いですよね。
日本がそういう国になったのは、日本人の人間としてのレベルが先天的に優れていたから‥では、もちろんありません。
自然環境、そこから生まれた信仰の形、その中で作られたコミュニケーションの形、その核をなす言葉の広がり‥「色んな条件」が重なる中で、世界でもとっても珍しい特殊な世界ができあがってきたってこと。
海外に行って、大陸の国どうしの、ハードvsハードの対立ありきな世界を目の当たりにして、世界はこんなにこわいとこだったんだ、歴史を振り返れば戦争ばかりじゃないか!となってしまう人も多い気がするけど、そうじゃないでしょう、と思う。
そういう国はそういう国なりの「色んな条件」があったからそうなってるんであって、日本の「色んな条件」とは全然違うんだもの。
日本がどうするか、日本人がどうするか、ってこととは関係ないと思う。
大陸にある他のどの国が考えもしないようなことや言ってもどうしようもないようなことを、日本人だから、説得力を持って言える、ということが沢山あると思う。
紛争回避、非核への提言、環境問題、といった微妙な問題に対しても、日本人だけは、日本人だから、説得力を持って訴えられるメッセージがあるのに、そういう場面になると全然違う歴史や風土を持っているほかの国の様子を伺って、足並みそろえようとするのはなんか違うと思う。
理想主義のようだけど、世界の中で誰か理想を語る素地を持っている民族がいるとしたら、それは日本人なんじゃないかという気が私にはしている。
漠然とした話で申し訳ないけど、日本人が誇りをもって輸出していくべきソフトパワーの源ってのを、私はとっても知りたい。
写真もガイドも添乗も、全部そのためにやっているんだと思う!
そして、自分の中にそういうものを感じたり、目の前にあるものの中にそういうパワーを感じたりした瞬間を言葉や写真でおさめていきたいんだと思う。
これを続けていくことで、いつか何か、人に見せうるに足る説得力をもった作品を作れる日がくるのかどうか、まだよくわかんないけど、とにかく興味はつきない。
「広告」まだ読み終わってないけど、特に心に残ったくだり。
「本当のイノベーションは、しっかりと輪郭を持った独自の文化と異文化とのせめぎ合いの中から生まれてくるものだと思います。」
(編集長:永井一史さんの言葉)
「東京在住6年間に、落とし物をしたことが何度かありました。その中で、私の財布を見つけてくれた店員の『どうして私がもらうんですか?自分の物では無いのに。』という言葉が耳から離れません。こんな誠意ある言葉が、この町ではいつも繰り返されています。とても洗練されている現代の日本を感じます。」
(アメリカ人のエグゼクティブクリエイティブディレクター〔って結局何 笑〕の言葉)
「客観的に海外と比較すれば、まだ日本には、文化資本として美意識と礼節はすごくある。(中略)でも私が気になるのは、美的なものの中に宗教性にも触れる生命力を見ていくという意識が日本人全体を通して弱くなってきているということです。」
(社会学者:池上英子さんの言葉)
中でも特に最後の、『美的なものの中に宗教性にも触れる生命力を見ていくという意識』
これこれ〜!まさにこれをここ3年くらいはずっと写真に撮りたかった気がするんだ!
おんなじようなこと考えてる人がいるんだな〜と思ってとっても嬉しいです。
なんてことを特にまた今感じているというのはオーストラリアから帰ってきたばかりだから、でもあると思います。
パースやフリーマントルのマーケットで、何かかわいい雑貨を買おうと思ってかなりうろうろしたんだけど、全然見つからなかったんだよね〜
服もなんか微妙だし‥
日本に帰ってきたら国分寺のマルイですら!超かわいい雑貨が沢山うってるお店が何軒も入っていてさ。
何か、やっぱり、いいモノ探そうと思ったら日本にかなわないな、とつくづく思った。
雑貨なら東南アジアや北欧とかもかわいいとは思うけど。
結局、オーストラリアで今回買ったもの、
・涅槃仏ペーパーウェイト
・瞑想中仏陀小物入れ
・チベット仏教のマニ車
all made in China or India....
]]>ずっと「もうすぐ30だなぁ」と思っていたので、むしろまだあと一年もあるなんてラッキー☆て感覚です。
年が上になるにつれ、30代の魅力的な人と触れる機会も増え、しかも今好きなお笑い芸人がことごとく30代ってこともあって、もう全然三十路も怖くないんだけど。
楽しみといってもいいくらいんなんだけど。
でもせっかくもう1年あるからには、何か20代最後っぽいことをしたいなぁ〜〜
夜行バスでふらりと旅に出るとか、築地の勝手に海鮮丼ツアー第二弾を決行するとかってのは勿論。
youthと名のつくイベントにここぞとばかりに参加したり。
無理矢理はたち21歳の企画についていって同年代ぶってみたり。
とりあえず手始めに、肉年記念としてダイエットを返上して肉を食べに行きました。
肉部休業宣言の直後にアレですが・・・
これを最後に今年の夏の間だけ焼き肉断ちしよう!と心に決め、久々にrockerz(大学のロック研時代の友達)とともに安○亭へ。
いい大人が4人集まって誕生日にあえて安○亭とは・・・と思うけど、単品でオーダーできて時間無制限にだらだらできる焼き肉やが意外に無かったんだよ、歌舞伎町。
ゆっくりご飯食べるなんてかなり久しぶりな顔ぶれだったけど、やっぱり彼らとの会話の笑いのハマりようは群を抜いてると思った。
先輩(Do氏)が真顔でくれた「フィーリングが合う人にいい感じで口説かれたら落ちるんじゃねぇか?」
というあまりに当たり前すぎる恋愛アドバイスには死ぬほど笑った。
しかしあたしが口を閉じて目を見開くだけで「ぬけ作に似てる!」と全員が死ぬほど爆笑するのは腑に落ちなかったな・・・。
昨日はまたrockerz同期の女友達M子がママになったってニュースも入って、めでたいことしきり。
あたしが20代最後っぽいことしたい、なんて子供じみた目標たててる間にも、彼女のおなかの中では命が育ってるのねー!と思うと、なんか感動するねぇ。
中学高校の友達だとママになってもそんなに驚かないんだけど、大学の友達って、既婚者多いわりには身近なところで子供あんまり生まれてなかったのでねぇ。
大学入学は2000年だからもうほぼ10年の付き合いなんだなーと思ったり。
今日のいつものメンバーの会話の中に、自然に「40くらいになったら・・・」て出てきて、おそらくそのくらいには多くがママやパパになっていて、子供がどうとか、出産で体型が崩れたとかでさんざん騒いで、それにともなって新たな名言とか暴言とかが色々生まれてるんだろうなぁ、と思ったらすごく楽しみになった!
これからの10年って、一生の中でも相当面白いところなんだろうね。
その分きっとそれぞれにつらいことも色々あるだろうけど、何とか笑っていきたいもんだ。
って、やっぱりどうしても30代に突入したかのような心構えになってしまうんだけど、だからこそあえて20代っぽさを全面に押し出す一年にしたいと思います。
今日祝ってくれたみんなありがとう!
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