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イタリア その3

もうだいぶ経ってしまいましたがイタリア2回目添乗日記の続きです。

5日目は、フィレンツェを出てシエナからローマまで。

シエナは銀行と馬レースの町です。
と言ってしまうとすっごくバブリーに聞こえますが、くすんだ古い建物に、高低差の激しい道がうねる街並みは、とっても落ち着いていて素敵。
たしかにお金持は多いようですけど、成金な雰囲気とは真逆の、由緒正しいお金持の町という感じです。

かわいいーー!という街並みではないのですがなんだか好きで…
そのことをお客さんに説明したかったのですが、なぜか「落ち着いている」という単語(日本語)が出てこず、「しっとりしている」を連発してしまいました。
それを、すごく熱意を持って何とか伝えようとしているんだと勘違いされたようで、「和田さん、ものすごくシエナが好きなんだな!てのが伝わりました!」とあとからお客さんに言われましたよ。
や、そこまで好きなわけでもないけど 笑
でも、好きは好きです。
そんなシエナの写真。



【シエナの大聖堂。前から見るとお菓子の家みたい。横から見ると白黒のしましまが印象的なのです。今えびちゃんがやってるデジカメのCMに出てくるのってもしやこれでは?】



【展望台から町の中心の方を眺めます。このように丘のうえにできた町。イタリアにはこういうつくりの集落が多いんですよ〜】

とっても道が入り組んだ町なので、何組か迷子になりかけましたが、何とかそろってローマへ出発!

ローマへの長いドライブの間、普通は…古代ローマ史の話とかするんですかね?
私は、どうも古代ローマにはそこまで興味がなくて…うーん
勉強不足すぎるので話しません。
自分の興味の無い話はしない、といういけない添乗員です 笑
前回のようにキリスト教の話をしたり、あとは、バロックの話をしました。
ローマは、古代ローマ遺跡とバロック建築の町なんですよ。
キリスト教の、神様第一!の価値観の中で生まれてきたゴシック建築。
それに対抗する人間らしい芸術文化の再興運動の中でできた、ルネッサンス建築。
しかし、「神様第一!」を否定するルネッサンスに対して、カトリック総本山でありおっかねっもちーなヴァチカンを擁するローマのお偉いさん方が黙っているわけはありません。
権力と財力を駆使して、各地から優秀な芸術家をローマに招き、たくさんの芸術品を残しました。
そして、ルネッサンスに反発する形で、豪華絢爛なバロック様式が生まれたわけです。
ローマがバロックの町になったのは、こう考えるとものすごく当然のことに思えます。
細かい項目を覚えなければならなかった世界史の授業はあんまり好きじゃなかったけど、こうして、人の心の動きを軸に大きな流れで捉えなおすと、すっごく分かりやすくて「歴史って面白い!」と思う。
そしてその代表的な建造物がサン・ピエトロ広場の列柱廊と、大聖堂。
自分が好きなので、「見ごたえありますよー!楽しみにしといて下さいー!」とゴリ押しです。
さらに、イタリア初訪問の日記にも書いたんですけど、ロンドンとかに比べてローマって移民がものすごく少なくてほとんどイタリア人ばっかり!というのが私的にかなり面白い発見だったので、その話もしました。
そんな話をしているうちに、だんだん熱くなってきてしまって、「せっかく旅に来たからには、『日本にいては気づけないイタリアの良いところ・日本の良いところ』どっちもかみしめてほしい!」「この先の人生色々あるだろうけど、日本の良さに感謝して、いざとなったらこんな適当な国に逃げてこれるってことも忘れずに、くれぐれも自殺なんかしないで下さいね!死にたくなったらまずはイタリアへ!」などと余計なお世話ぶっこいてしまいました。
なぜかみんな爆笑でした。

それから、そろそろイタリアの悠久の時の流れに慣れてきた皆さんを相手にだからこそできる話、「実際に来て体感してみないと分からない時間の流れや生活の匂いや人々の感覚ってものがある。それをこうして体感できた皆さんはその感覚をいつまでも忘れないでほしい。こういう土地で生まれ育った人と、私たちの暮らす日本の人では少しずつ感じ方や考え方が違うのも、自然と理解できたはず。生まれ育った「環境の違い」を理解できたら、この先さまざまな人との出会いの中でも考え方の違いを受け入れられるはず、理解はできなくとも。こうして皆さんのように旅を通してそういう体験をできるというのは素晴らしくラッキーなこと!私はそういう旅行をお手伝いすることで、ひいては世界平和に貢献していこう、という大きな大きな目的を実は持って添乗員させていただいてます!」
と熱い胸の内を明かしてしまいました。
なぜかみんな爆笑しながら拍手でした。

日本でこんな話いきなりされたらかなり押しつけがましいと感じるだろうけど、まさにイタリアののどかな風景を眺めながら、ぽかぽかした車内でこの話をすると、意外にものすごくウケるのです。
特に、東京で日々忙しく働いている大人の方たち、「さっきの話、心にしみました…」とわざわざ声をかけてくれました。

大学の時の友達とか、私はすごく「平和主義」「暴力嫌い」と思っている人もいますが、別にそういうわけじゃないんですよ。
戦国時代嫌いじゃないし、うちの姉妹げんか、暴力すごかったし(さすがに今はない)。
ドアはずれるわ窓ガラス割れるわ頸椎ずれるわ顔はれるわ…うふ☆
でも、今、このご時世で、国家権力の横暴で、無益な戦争をするってのは全然別問題!
それから、お金ばっかり優先されて、命が軽視されてる日本のいろんな仕組みってのはかなり頭にくる。
あと、「勝ち組」「負け組」で世の中を分ける価値観も気にくわん。
自分が勝てばいいのかー?負ける人は置いてってそれで幸せなのかー?
「みんなが同列」「みんなが同じ」「みんな『平等に』」は無理だろうけど、「みんなが『公平に』幸せを追及する権利を与えられる」、なら頑張ればいつか人類が滅びる前には実現可能なんじゃないの?

日本も外国も、貧しい人も富める人も、自然も人間も、とにかくみんながもっと「幸せを感じる」世の中になったらいいのに!という願いは今も昔も変わりません。
そのために旅は絶対ヒントになる。
これまでの私の人生に「旅」がなかったらたぶん今頃私どうしたらいいか分からなくてひきこもってるよ。

つくづく添乗員て、自分も楽しみながら毎回色々感じて学ぶことができて、そのままの気持ちをお客さんに伝えて共有してもらえて感動までしてもらえるなんて、自分も相手も幸せでこんなWin−Win方式あり?と、またしても嬉しくなりました!

さぁ、みんなの期待感を昂ぶらせて、ようやく着いたヴァチカン、サン・ピエトロ大聖堂。

やばい!!!



後陣の光のさしかたハンパない…
こんな光いつも見られるわけじゃないのです。
うちの子達の中にも「おー!!」と大感動の若者が続出。
特に、今回かなり小粋な大学生男子がいましてね、前々日に車内でかけたSTINGカバーのルネサンス曲のCDが、「イタリアの風景にぴったり合っててものすごく良かった!」とわざわざ問い合わせてくれたんですよ。
そこ、わざわざ聞いてきてくれた人はじめて…(まだ2回目だけど…)
その彼などは案の定圧倒されまくってました。
思うツボで嬉しかったです 笑

ここがあまりに素晴らしかったので、その後のトレビの泉やスペイン広場の印象がちょっと薄れてしまったかな…
いつものように、トレビの泉の横ではジェラートをほおばり、だらだら垂れているのをお客さんが拭いてくれたり(なぜか2回とも同じ光景が…)、普通に食べていたつもりが、ものすごく嬉しそうな顔になっていたらしく、50代のお客さんが目を細めてこちらを見ていたり、食べ物が絡むと見境がなくなる自分を改めて実感しました。

この頃になると、男女各世代いりまじったお客さんどうしすっかり仲良くなってとっても良い感じ!
どの若い女の子たちもかわいいし、若い男の子たちもかわいいし、同世代の人たちは心強いし楽しいし、50代の皆さんもすごくかわいらしいし、またまたお客さんに恵まれたなぁ…と、幸せな気持ちで最後のホテルへ向かいました。

さ、ホテルについてひと段落…うっかりうたたねしていると、部屋をノックする音が。
ドアを開けたら同い年の男性のお客さん。
なんと客にナンパされました 笑
連絡先渡しに来た。
同年代の男性のみ参加って、今までやってた国内ではまず無い、かなり珍しいケースなので、普段は添乗ってなんて出会い(そういう意味での)の無い仕事なんだろ、と思ってたけど、そういや前に一度だけ男ばっかのツアーの時もナンパされた!
ちょっと!朗報だよ、添乗員って、実はモテる??
確かに、添乗員て「ものすごく気が利いて何があってもニコニコしていてやたら親切にいつもお世話やいてくれて、明るくて話が楽しくて、しかも頼りになる」人を演じるのが仕事ですからね。
こんな人実在したら私も嫁にほしいわ!
もちろん、これは幻想です。
仕事と割り切ってるからできることに決まってるじゃないですか。
ただでさえ旅先で浮かれてるお客さんは夢と現実の境目を見失ってるから罠にハマるんだと思います。
逆に私も、幻想にだまされた人にハマって捨てられないように気をつけよ 笑


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